v10.0
になりそうだ。
- ID:
- 48961
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1203
- 見出し:
- 「龍神材」で商標登録 龍神産のスギ、ヒノキ
- 新聞・サイト名:
- 紀伊民報
- 元URL:
- http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=201450
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
和歌山県田辺市龍神村で生産されるスギ、ヒノキが特許庁の地域団体商標に「龍神材」として登録された。龍神村東の龍神村森林組合(栗原秀嘉組合長)が出願していたもので、組合の担当者は「先人が長年普及に取り組んできた龍神材が認められ、うれしい」と話している。
地域団体商標は地域ブランドの保護・振興を目的とした制度で、2006年4月に導入。「地域名」と「商品名」からなる商標を農協や漁協、森林組合などの団体が登録できる仕組み。
龍神村森林組合によると、龍神村では1970年に発足した林業関係者や行政などでつくる「龍神林業開発会議」が、村内で生産された木材88件を「龍神材」としてアピールし、普及を図ってきた。
森林組合では、職員が特産品とブランド戦略をテーマにしたセミナーに出席したことがきっかけで「龍神材をもっとアピールできれば」と商標登録を検討。特許事務所に協力してもらうなどして、昨年12月24日に出願した。
登録されるには、龍神材という言葉が広く知られていることを証明することが必要で、それを証明する資料をそろえた。また、林業政策を研究し、龍神村にも詳しい川村誠京都大学大学院准教授、田辺市、東京の木材88件市場、材木業者など計30者から「龍神地域で生産されるスギ材、ヒノキ材は良質で『
龍神材』として広く木材業界内に知れ渡り、流通している」などと記した証明書を書いてもらうなどして、ようやく登録にこぎ着けたという。
森林組合の真砂佳明専務は「商標登録されたことは、ブランドとして正式に認められたということであり、林業振興に地域を挙げて取り組んできた龍神村にとって非常にうれしいこと。今後、登録されたことをどう生かし、売り込んでいくかを考えていきたい」と話している。
..