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挑戦だ」と語った。
- ID:
- 48946
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1203
- 見出し:
- 強気の「もみの木1本7万円」、「高い」と文句を言われてもどこ吹く風。
- 新聞・サイト名:
- ナリナリドットコム
- 元URL:
- http://www.narinari.com/Nd/20101214663.html
- 写真・動画など:
- 【イラスト】
- 記事内容
- 米ニューヨークではいま、高さ約5メートルのもみの木を1本7万円超という、周辺の店の6倍近い価格で販売している男性がいる。道行く人からは値段についてよく聞かれるようだが、そんな人たちには「ほかを探せ」と言い放つなど、なにやら強気の商売をしているそうだ。
米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、この男性は、毎年ソーホー地区でもみの木を販売しているスコット・レクナーさん。彼が売る木は、ノースカロライナ州のブルーリッジ山脈で伐採される天然物で、普通に販売されているほかのもみの木よりも「荘厳だ」と胸を張る。高さ12フィート(約3.6メートル)から17
フィート(約5メートル)の木を取り揃え、毎年数百本も売れるそうだ。
ただ、ほかの店に比べてレクナーさんの店はかなり割高。最も低い12フィートの木は400ドル(約3万3,000円)で、17フィートの木になると900ドル(約7万5,000円)もする。ニューヨークにあるほかの店では、35ドル(約3,000円)の8フィート(約2.4メートル)の木から、17フィートの木でさえ150ドル(約1万2,000円)程
度ということからも、彼の店のもみの木がいかに高いかがよく分かる。
レクナーさんに言わせれば、価格が高いのにはきちんと理由がある。彼が扱うもみの木は、どれも伐採から96時間以内に取り寄せた、いわば“新鮮”なモノ。そして、ほかと同様に美しいだけではなく、壮大な雰囲気であることが売りだ。
しかし、やはり彼が売るもみの木が高いと感じる人は少なくない様子。ニューヨーク・デイリーニュース紙記者の眼前では、彼の店を見た人が「ペテンだ!」と声を挙げるシーンが繰り広げられ、また、インタビューを受けた人は値段が「正気じゃない」と語ったという。さらに、たまたま訪れたオランダ人観光客は「オラ
ンダなら15フィート(約4.6メートル)の木が60ドル(約5,000円)よ」と話し、値段の高さに驚いていたそうだ。
それでもレクナーさんにはどこ吹く風なのは、いくら高いと言われてもソーホー地区付近の住民のほかに「セレブやFacebookの役員」らが彼の木を買っていくから。今年も数百本、数百万円分の売り上げを見込んでおり、富裕層や値付けに価値を見出してくれる顧客がいる限り、彼の強気の商売は続いていくこと
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