v10.0
- ID:
- 48742
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1118
- 見出し:
- 旧閑谷学校:最後の彩り見せる楷の木
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/okayama/news/20101117ddlk33040626000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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備前市閑谷の国特別史跡・旧閑谷学校のシンボル的存在となっている楷(かい)の木が赤や黄色に色づいた紅葉の盛りを過ぎて、散り始めた。訪れた来客らは“晩秋の名残”を楽しんでいた。
楷の木は儒学の祖・孔子を祭る聖廟(せいびょう)の前にある。大正末期に中国・山東省の孔子廟から種を持ち帰って植えられた日本で最初の楷の木で樹齢95年。儒学を庶民に広めるために開かれた旧閑谷学校で「学問の木」として親しまれている。
楷の木は2本あり両方とも雌木。種類は同じだが西側の木は朱色、東側は黄色に色づく。楷の木の紅葉はあと1週間ほど。楓(かえで)も色づき始めており、11月いっぱいは見ごろという。
岡山地方気象台によると、16日は冬型の気圧配置の影響で、和気で最低気温0・7度、高梁で2・7度など各地で12月上旬並みの冷え込みだった。笠岡では3・7度と今季最低。17日は寒さが緩むが、18日以降はまた気温が下がる見込みという。
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