v10.0
- ID:
- 48562
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1108
- 見出し:
- 桜並木ピンチ サルに続き、シカによる樹皮食害
- 新聞・サイト名:
- 毎日放送
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101107ddlk25040271000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
「日本さくら名所100選」の海津大崎・桜並木(高島市マキノ町)がサルによる枝折れに続き、シカによる樹皮の食害に遭っている。保全活動を続ける「美しいマキノ・桜守の会」(中川達也会長)によると、被害は先月から、湖岸に植えた若木に集中し、約20本に抗菌剤を塗る応急措置を施した。7日の一斉
活動で、若木の幹に防護ネットを巻き付ける。
桜並木は長浜市西浅井町境までの約4キロ。746本が並び、毎春10万人を超える観桜客でにぎわう。1936(昭和11)年、先人が植えたソメイヨシノが老化などでテングス病にかかり、昨冬、全木の健康診断と病巣切除など大掛かりな対策を取ったばかり。サルによる被害も若木で、枯れた木の再植樹
を検討していたところだった。樹医の小山善之さんは「シカは柔らかい若木の樹皮を狙っている。植樹で取り付けた鳥居形の台木に前脚をかけ、高い位置までかじったようで、枯れる恐れもある」と困惑している。
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