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- ID:
- 48560
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1108
- 見出し:
- 二葉の里の桜並木復活断念
- 新聞・サイト名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011070049.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 再開発が進む広島市東区二葉の里地区で、原爆で焼失した桜並木を復活させようと、地元住民たちでつくるNPO法人が育てていたサクラの幼木30本が今月末までに撤去される。土地区画整理事業に伴い、道路整備が始まるためだ。思うような移植先も見つからず、住民たちは引き取り手を募っている。
サクラが植えてあるのは広島高速5号の建設予定地約5千平方メートル。地元のNPO法人「二葉の里に桜並木を復活させる会」が2008年、広島高速道路公社(中区)から無償で借り受け、南北約50メートルにソメイヨシノやシダレザクラなどの苗木を植えてきた。
住民たちは当初、工事が始まれば、近くの区画整理事業用地にある公共スペースに移植するつもりだった。事業を主導する市に要望したが、「土地の具体的な用途が決まっておらず、現時点で植え替えはできない」と断られた。このため、復活させる会は地元での植え替えを断念。育ててきたサクラを手放し
、桜並木の復活活動を仕切り直すこととした。
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