v10.0
- ID:
- 48546
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1105
- 見出し:
- 解像度と低域のスタビリティが一桁上昇 安価で手軽で効果が絶大なボード
- 新聞・サイト名:
- ファイルウェブ
- 元URL:
- http://www.phileweb.com/review/hihyou/595/3983.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- アンプベースとしても極めて高性能
クリプトンが新しいオーディオボード、AB-5200/3200をリリースした。木材部は比重の高いMDFで、内部には重量級の鉄球が仕込まれている(従来のモデルよりも3kg重い)。表面は美しい天然材で、ローズウッド、チーク、ブラックが選択可能だ。
オーディオボードは通常の木造家屋のリスニングルームには必須のアイテムである。というのも、通常の床構造ではスピーカーのエネルギーを吸収できず、床が鳴ったり、低音が消失したり、中低域に異常なピークが生じたりするからである。また、賃貸住宅では床にキズをつけると退去時に法外な「修繕費」を
請求されるケースもある。スピーカーをオーディオボードに置くのは、サウンド面でも実生活面でもクレバーなのだ。
テストは音元出版の試聴室で行った。このモデルはスピーカーベースとして使用するのが常識的だが、今回はAB-5200が1枚しか借用できなかったので、アンプベースとして使用した。テストに用いたパワーアンプのアキュフェーズA-
65をセッティングしたのだが、試聴室で常用しているアンプベースに比べて、解像度と低域のスタビリティが一桁上昇したように感じられた。安価で手軽で(ただし重いが)、それでいて効果絶大なオーディオアクセサリーである。
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