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- ID:
- 48262
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1020
- 見出し:
- 智頭、「美しい村」連合加盟 宿場町・芦津渓谷…高評価
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/areanews/tottori/OSK201010180092.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 日本の里山に残る景観や文化、環境を守る活動をしているNPO法人「日本で最も美しい村」連合に、県内の自治体で初めて智頭町が加盟した。岐阜県白川村で9月下旬に開かれた連合の総会で、十津川村(奈良県)や多良間村(沖縄県)など5町村とともに「美しい村」に認められた。連合共通のロゴマーク
を使った特産品販売など他の美しい村と連携し、智頭の魅力を全国に発信する。
「美しい村」は1982年、農山村の活性化を目的にした「フランスで最も美しい村」運動として始まり、ベルギーやカナダ、イタリアへ広まった。日本では2005年、美瑛町(北海道)など7町村が連合を立ち上げた。現在、智頭町を含めて全国で39の町村・地域が加盟している。
どの町村もそれぞれの営みの中で築き上げてきた独自の景観や生活文化といった誇るべき資源を持つ。過疎に直面する今、「日本で最も美しい村」を宣言して付加価値を高め、地域の発展を促す狙いがある。
人口がおおむね1万人以下の町村が対象で連合の資格審査委員が現地を調査する。歴史・文化的遺産があるか、地域の資源が日常生活や地場産業に活用されているか、などの視点から審査し100点満点中70点以上で加盟が認められる。承認後も5年ごとに再審査され、基準に満たないと承認は
取り消される。
智頭町は今年3月に加盟を申請し、8月上旬に現地調査があった。宿場町の趣を残す智頭宿の町づくりや森林資源が豊かな芦津渓谷、日本の原風景を残す板井原集落の保全など地域の資源を生かした取り組みが評価され、これまでに80点以上獲得した町村がない中、審査では78点の高得点を得 町企画課は「長い歴史の中で地域の人たちが育んできた景観や環境を大切にしながら、癒やしの場として智頭をPRしたい。承認を取り消されないよう気を引き締めて今後の町づくりを進める」と話している。
た。
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