v10.0
- ID:
- 48139
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1014
- 見出し:
- 遍路さんらの句碑50本に
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20101013-OYT8T01162.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 美波町木岐の「俳句の小径(みち)」で13日、お遍路さんらが詠んだ俳句を記した木製の碑9本が、町内の俳句愛好者の手で立てられた。今回の設置で句碑は50本となり、地元では「新たな名所に」と期待している。
2008年から、近くの「夢ギャラリー」代表、勝端高春さん(73)や、「木岐句会」会長、青山文夫さん(77)らが、町内のお遍路さんの休憩所など5か所に投句箱を設け、俳句を募っている。昨年7月に19、今春、22の句碑が立てられた。
徳島市などからも俳句の愛好家が散策に訪れ、句を詠むなど好評で、今回は107句の中から、9句が碑に記された。「遍路さん あいさつされて つかれとぶ」「巡礼の 手擦れの杖(つえ)や 箸莪(しゃが)の花」「花冷えの 小径に遠く 波の音」など、遍路道の情景が浮かぶような句ばかり。
句碑はスギの間伐材で作られており、高さ約2メートル、幅10~15センチ。この日は、青山さんら8人が、同町木岐から山座峠への山あいの遊歩道約1キロに設置した。青山さんは「俳句の小径は海も見え、自然がすばらしい場所。句をひねりながら、旅を楽しんでもらえれば」と話している。
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