v10.0
- ID:
- 48124
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1013
- 見出し:
- SATOYAMA保全活動学んで
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20101012-OYT8T01184.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 名古屋市で開かれる生物多様性条約締約国会議(COP10)に合わせ、開発途上国から行政官や技術者を招待し、生物多様性を生かした地域開発や、持続可能な利用の取り組みを伝える研修会が12日、県内で初めて行われた。
国連地域開発センターと国際協力機構(JICA)の共催で、中国、インド、エクアドルなどアジア、南米、アフリカの7か国の地方自治体から行政官7人が参加し、里山保全に取り組む能美市の団体「里山ファン倶楽部」の活動を視察した。
65歳以上の高齢者の割合が46・7%と市内一の同市坪野町を訪れた行政官らは、県内外の希望者に耕作放棄地の管理者になってもらい、ウドやタラの芽を育て、田を有効利用する「山菜オーナー制度」の説明を受けた。
その後、同市長滝町に移動した一行は、成長の止まった木や枝を伐採し、炭焼きにした木材をキャンプ場や飲食店に販売して、里山保全活動の運営費に充てる「炭焼き活動」などを視察した。
インドから来たキキ・シャルマさん(46)は「インドは人口の70%が農村に住んでいる。(視察した活動は)生物多様性を生かした地域開発のアクションプランに応用できるのではないか」と自国での実施に考えを巡らしていた。
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