v10.0
- ID:
- 47978
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1004
- 見出し:
- 筏師の仕事を実演
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20101003-OYT8T00119.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
山林から切り出した材木を筏(いかだ)にし、搬出する「筏師」の仕事を紹介した企画展「筏師の道」が、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで3日から始まるのに先立ち、同センターで2日、筏を組む実演が行われた。
林業が盛んな熊野川流域などでは、江戸時代初期から50年ほど前まで、伐採した材木を筏にし、和歌山県新宮市などに搬出していた。筏は、最大で100本以上の材木で作り、熊野川の上流にある、三重、奈良、和歌山の3県を流れる北山川から河口まで全長約180キロを10日ほどかけて運んだとい
う。
現在、北山川では、筏を観光用として利用している。実演では、和歌山県の北山村観光筏の筏師が、筏の組み方やかじ棒の取り付け方を説明しながら、手際よく組み立て、訪れた人は興味深そうに見学していた。
企画展は、いかだを組む際に使うかんぬきや、材木に持ち主を示す焼き印を押す極印など、実際に使われていた「筏師の七つ道具」などが展示され、昭和初期に撮影された筏流しの映像も上映される。また、12月19日までの期間中は、材木を流し終えた筏師が、上流まで歩いた山道をたどるツアーや元
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