v10.0
筏師による講演会などが予定されている。
- ID:
- 47980
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1004
- 見出し:
- 酒蔵移築し創作工房 久慈の栗沢さん
- 新聞・サイト名:
- 岩手日報
- 元URL:
- http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101003_4
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 久慈市山根町に芸術作品の展示スペースなどを備えた遠島ものづくり工房が完成し2日、プレオープンした。地元の陶芸家栗沢貘(ばく)さん(49)が私財を投じて建築。同市中心部にあった築64年の酒蔵の柱やはりを移築した。栗沢さんらは、森林の中で生まれ変わった伝統建築を地域の創作活動の拠
点にしたい考えだ。
工房は、山根地区の自然や伝統行事などの写真を展示する山根六郷研究会の写真美術館に隣接している。セレモニーは工房前で行われ、栗沢さんや同研究会の桑畑博会長らが看板を取り付けて、開設を祝った。
同工房は2階建てで、延べ床面積は約330平方メートル。写真や陶芸作品などの展示スペースを設けたほか、今後は遠島ぴりか焼などの名称で作品を創作する栗沢さんの窯を設置する予定だ。酒蔵は今年1月から解体が始まった。移築は活用方法を検討していた同研究会のメンバーと、工房を作り
たいと考えていた栗沢さんの思いが一致し、決まった。
移築は5月に開始。外壁は白や茶色の窯業用建材を使用しているものの、内部は1946年に建てられた酒蔵の造りをできる限り忠実に再現した。
同工房で同日、栗沢さんの作品展と同研究会の写真展が始まった。来年には窯など創作活動ができる設備を備えて正式にオープンする予定。将来的には陶芸教室を開く構想もある。栗沢さんは「創作活動をする人や地域住民に利用してもらいたい。自分も建物に負けないように活動したい」と意気込んだ
..