v10.0
- ID:
- 47868
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0927
- 見出し:
- ものづくり全国大会、上位目指す 彦根工高生2人
- 新聞・サイト名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20100926000046
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 彦根工業高(滋賀県彦根市)の男子生徒2人が、茨城県で10月に開催される「第10回高校生ものづくりコンテスト全国大会」に、旋盤作業と木材加工の2部門で近畿代表として出場する。複数部門で出場するのは近畿の高校では唯一で、2人は上位入りを目指して練習に励んでいる。
旋盤作業は3年中川雄太君(17)=長浜市地福寺町=で、木材加工は2年岡田一成君(17)=彦根市宇尾町。8、9月の近畿大会で中川君が2位、岡田君が優勝し、全国大会出場を決めた。
中川君は、多品種少量の金属部品を作る旋盤機械の取り扱いが速く、表面加工の美しさや寸法の正確さに定評がある。教員の指導にも納得するまで質問を繰り返し、一歩踏み込んだ教えを求めるという。生徒会副会長も務める中川君は「本番は2時間に及ぶ作業になり、体力や精神力も問われる。挑
戦者の気持ちでトップ5を目指したい」と話す。
岡田君は屋根部材を作る木材加工で、得意の穴を彫るノミ作業を生かし、素早く加工組み立てを行う。全国では数ミリ単位の精度が問われるとみて技術向上に取り組んでおり、木に線を引いて段取りを決める墨付けや、削りの練習に励んでいる。
大工にあこがれて同高に入学した岡田君は「出るからには3位以上を目指す。精神面が大切になるので、集中と緊張のバランスに気を配りたい」と話している。
..