v10.0
- ID:
- 47691
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0913
- 見出し:
- クスノキ材 有効活用のアイデアグッズ 靴用消臭袋無料で配布 黒川温泉「女将の会」
- 新聞・サイト名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/197126
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 南小国町の黒川温泉の旅館のおかみでつくる「黒川温泉観光旅館協同組合 女将(おかみ)の会」(井一子会長、22人)が、クスノキのチップを使った手作りの靴用におい消し袋を、温泉客に無料で配っている。大分県日田市の製材業者が生産するチップを利用したアイデアグッズで、客の反応を見ながら
、商品化も検討する。
同会は、環境を守る取り組みとして、月1回、廃油せっけんや米袋用のエコバッグ作りを続けている。おかみの一人が、旅館に泊まった女性が、消臭剤を靴に入れるのを見て、手作りを発案。材料を探すうちに、日田市大鶴町の「ウッディ原」(原田重臣(しげみ)代表)が商品化したクスチップを知り、注文した
という。
同社は、採算が取れず、放置されることが増えているクスノキを福岡県などで伐採。自社工場で多様な加工品に生まれ変わらせることで、有効利用を図っている。
今月1日にあった同会の会合では、約20人のおかみが、上品な和風の柄の布を縫って三角形の袋を作り、チップを詰めた。半年ほど消臭効果があるといい、当面は各旅館がげた箱やクロゼットに備え付け、要望があればプレゼントするという。
井会長は「靴のにおいを気にする女性は多い。木材の活用にも役立つ上、お客さんにも喜んでもらえるのでは」と期待している。
..