米州開発銀行(Inter American Development Bank、IDB)は、ブラジル大西洋岸にある熱帯林「マタ・アトランティカ( Mata Atlantica )」の保護•管理を目的としたプロジェクトに1億6250万ドルをブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)州に融資することを明らかにした。
ブラジルにある熱帯林地域のうち、大西洋沿岸一帯に広がるマタ・アトランティカは、現在では森林が点在するのみになっており、その面積は元々の広さの7%程度にまで減少している。今回の融資を受け、熱帯林の二酸化炭素(CO2)蓄積能力の改善や雨水流出の抑制、不法占拠などにより劣化したエリ
アの復興や植物園の建設などが予定されている。