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- ID:
- 47657
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0910
- 見出し:
- 10月に足湯オープン 熊野古道の近露王子近く
- 新聞・サイト名:
- 紀伊民報
- 元URL:
- http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=196545
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 和歌山県田辺市は、同市中辺路町近露、熊野古道の近露王子近くに、足湯付きの無料休憩所を建設する。完成は10月で、事業費は約900万円。同市で公営の足湯施設設置は初めて。市観光振興課は「熊野古道を訪れる皆さんに疲れを癒やしてもらい、地元のおもてなしの心を表す施設になれば」と
話している。
建設予定地は、食堂・休憩所「箸折茶屋」の入り口に隣接する一画で、所有する近野振興会が無償提供する。工事費が約800万円、設計費や備品購入費が約100万円。
無料休憩所は、一度に10人前後が利用できる足湯のほか、テーブルや屋根を設置する。デザインは未定だが、世界遺産の地にふさわしくなるよう景観に配慮して設計する予定。
足湯に使用する温泉は、近くにある「ちかつゆ温泉ひすいの湯」が無償で提供する。温泉は加温が必要となるため、木質15件チップボイラーを導入する。施設の管理運営は中辺路町商工会に委託する。
近露地区は、国道311号沿いに大型ドライブインがオープンするなど、観光客の立ち寄り拠点としての色彩を強めている。
市観光振興課は「バス移送付きの古道歩きプランなどで、観光客の散策ルートは変化しつつある。古道沿いに魅力あるスポットを設けることで、新たな施設間で誘客の相乗効果につなげたい」と期待している。
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