v10.0
- ID:
- 47558
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0902
- 見出し:
- 京都府、温室ガス25%減へ 20年度目標 政府と同じ数値 9月議会提案へ
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100902-OYT8T01206.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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府は、2020年度の府内の温室効果ガス排出量を、1990年度比で25%削減する方針を決めた。府地球温暖化対策条例の改正案に盛り込み、9月にも府議会に提案する予定で、来年4月の施行を目指す。政府が掲げる数値と同じで、府は「厳しい目標だが全力で取り組む」としている。
府環境審議会(会長=内藤正明・京都大名誉教授)が1日、事業者、家庭など、府内から出る温室効果ガスの2020年度の総排出量を1990年度比で25%削減するという数値目標につて、条例に盛り込むように山田知事に答申した。
答申書では、2030年度に同40%削減の目標も掲げた。さらに、目標達成のために▽京都版CO2排出量取引制度の構築▽特定の事業者の削減対策の総合評価▽多くの資材を使う特定の建築物への府内産木材の使用義務化――などの施策を盛り込んだ。府は答申書を基に条例改正案をまとめ
る。
府は06年に施行した同条例で、今年度に1990年度比で10%を削減する目標を定めている。08年度には13・5%を達成し、目標をクリアしたが、府はリーマン・ショックの景気後退が影響したとみている。
内藤会長は「今後の目標達成には文明が変革したり、1次産業に力を入れたりする必要がある」と指摘。山田知事は「スマートグリッド(次世代送電網)や森林、環境保全に取り組む」と話した。
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