v10.0
- ID:
- 45969
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0513
- 見出し:
- スルリ伊賀忍者、赤目滝で体験
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100430-OYT1T00221.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 三重県名張市の赤目観光協会(小川貴司会長)は、伊賀忍者が修行したと伝えられる赤目四十八滝近くの山林に、忍者修行を体験するアトラクション施設「忍者の森」を整備する。
自然に囲まれた場所に、地元の間伐材を活用した遊具などを設置。家族連れで体力や忍術を身につけてもらう。7月10日のオープンを目指しており、同協会は「忍者修行の地である赤目滝を世界に発信したい」と意気込んでいる。
同協会は、伊賀忍者として知られる百地三太夫が赤目滝で修行したという伝説に着目。以前のような里山を復活させようと、数年前から間伐を進めてきた山林を「忍者の森」として整備し、観光地として広く知られる赤目滝とともにPRすることになった。
忍者の森は、赤目滝の入り口近くにある寺院・延寿院の裏山に整備する。スギやヒノキが植林された約0・5ヘクタールの範囲を間伐。この間伐材を転用し、障害物を乗り越える訓練になる1~2メートルの障壁をはじめ、平衡感覚を養う丸太の平均台、手裏剣打ちの練習場など10数種類のアトラクション
を設置する。
施設は無料開放されるが、専属ガイドが指導する「忍者修行体験ツアー」(有料)も計画。「忍術コース」「水練コース」「忍者食コース」などを想定し、野山に身を隠す「木の葉隠れ」や、赤目滝を流れる滝川の水面を歩く「水蜘蛛
ぐも
の術」、忍者ゆかりの食を体験するアイデアも出ている。忍者衣装もレンタルし、ツアー参加者には忍術の免許皆伝書が贈られる。
忍者の森は小学生前後~中学生が対象。7月3、4の両日はプレオープンとして試験的に忍者修行体験ツアーを開催。10日に本格オープンする予定。体験ツアーは秋の観光シーズンが終わる11月末頃まで実施する。
赤目観光協会副会長で忍者の森実行委員長の寺田一彦さん(63)は「子どもの頃、近くの里山と赤目滝が遊び場だった。赤目の自然の中で忍者修行を体験してもらい、赤目滝が伊賀忍者の修行の場だったことを広めたい」と話している。
..