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- ID:
- 47474
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0830
- 見出し:
- 街路樹の剪定枝 プラント燃料に 青森県が舗装材製造研究へ
- 新聞・サイト名:
- 河北新報
- 元URL:
- http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100829t21013.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
青森県は本年度、道路舗装用のアスファルト混合物を製造するプラントなどと連携し、街路樹の剪定(せんてい)枝をプラントで使う燃料として活用できるかどうかを調べる。調査に当たる官民の「グリーンアスファルトシステム研究会」を9月中にも設置。ごみとして燃やされる枝を有効活用し、プラントの重油
消費量を減らして二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す。
県によると、県道の街路樹の剪定で不要となった枝や、工事現場で撤去された雑木は産業廃棄物として処分されており、エネルギー源にもなるはずの大量の木質バイオマスが未利用のままとなっている。
一方、アスファルト混合物製造では、アスファルトに混ぜる岩石や砂利を乾燥させ、約160度の温度に加熱する際、ボイラーで重油を使うため、建設業界では大きなCO2排出源となっている。
研究会は県やプラントの関係者、建設業者で構成。枝の回収量見込みやボイラーの改修の必要性などを検証し、新しいビジネスモデルづくりに取り組む。県監理課は「環境に優しいアスファルト混合物が造れるように、しっかり検証したい」としている。
県は県内のプラントと建設業者に研究会への参加を呼び掛けている。締め切りは9月3日。
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