v10.0
次回は11月に開かれる予定で、 年内には意見をまとめ、 来年度の予算に反映させたいという。
- ID:
- 47445
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0826
- 見出し:
- 京の丸太で移動式茶室、上海万博で魅力アピール
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100825-OYT8T00984.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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京都府立田辺高(京田辺市)自動車科の生徒が、府特産の北山丸太を使って製作した移動式茶室を上海万博に10月、出展する。
丸太の中国への販路拡大を目指す生産者団体が同高に依頼し、生徒らが知恵を絞った。林業関係者が「京都の丸太のよさを最大限にアピールできる」と喜ぶ出来栄えに仕上がり、24日、府庁で同高茶道部の生徒によるお点前とともにお披露目された。
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自動車科は昨年、授業の一環で、壁や床を分解して手軽に搬送、組み立てできる移動式茶室を作った。京都北山丸太連合会(北区、中田正信会長)がこのことを知って、同高に製作を依頼。丸太を無償提供した。自動車科の3年生8人で、昨年の茶室を参考にしながら新たに設計し、7月中旬から約1か
月で完成させた。
長さ約3メートルの丸太を床や柱などにふんだんに利用した茶室は、幅約2・5メートル、奥行き約2・7メートル、高さ約2・3メートルで、広さは3畳半。中国の検疫をパスするため、竹の使用はやめ、一部を鉄で代用した。
織田信長の弟・有楽斎の茶室「如庵」(国宝)を模した造りで、木目の美しさが随所で楽しめる。
24日は、自動車科の生徒4人が府庁で約1時間かけて組み上げ、山内修一副知事や府教委の田原博明教育長らが、茶道部の生徒が点
た
てた抹茶を味わった。自動車科3年の宮本悠太郎君(17)は「実習工場はサウナのように暑く、木材の扱いも難しかった。でも予想以上の出来栄えだと思う」と胸を張った。
京都北山丸太連合会の米嶋昌史副会長は「100点以上の完成度だ。中国の人に、木を使った安らぎの空間をぜひ見てもらいたい」と話していた。
上海万博の大阪館関西ギャラリーで10月12~16日、披露する。自動車科の生徒たちも会場入りする。
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