v10.0
- ID:
- 47403
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0825
- 見出し:
- 遊びのなかの色と形 クルト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ 1
- 新聞・サイト名:
- エキサイトイズム
- 元URL:
- http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_19963/
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 世界有数の木製玩具メーカーとして知られるスイス・ネフ社。創業者であり玩具デザイナーであるクルト・ネフ氏と、同じくネフ社から良質な玩具を発表したデザイナーのアントニオ・ヴィターリ氏。プロダクトや建築、多くのデザイナーに影響を与えた2人の日本初となる大規模な展覧会「遊びのなかの色と形~クル
ト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ」展が東京・目黒の目黒区美術館で開催中だ。
スイスのネフ社と言えば、デザイン玩具やバウハウスデザインが好きな人はピンとくると思うが、単なる玩具メーカーではない。創業者のクルト・ネフ氏は、もともと家具やインテリアデザインを修めており、北欧家具や雑貨の輸入業を営んでいた。顧客の一人に「世の中には、美しい食器や家具があるのに、
美しい玩具がない。この店にふさわしい玩具を作るべき」と言われたのがきっかけで、1958年に「ネフ・スピール」というリボン型の積み木を作る。これがスイス・ネフ社の誕生である。その後、良質な素材と高いデザイン性を持つネフの玩具は、決して大衆向けではないがじわじわと世界中にファンを醸成していった
。
展覧会は3つのパートで構成されている。ネフの創始者クルト・ネフ氏の作品および、ネフ社の作品で構成された「クルト・ネフの世界」、そして、ネフ社のデザイナーとしても活躍し、佳作ながらも非常にこだわりの強いモノ作りをしたデザイナー「アントニオ・ヴィターリの世界」、そして目黒区美術館で収集を続けてきたおもちゃを集めた「トイ・コレクション&ワークショップ・コレクション」だ。
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