v10.0
- ID:
- 47112
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0804
- 見出し:
- こんにちは 六甲枝垂れ(神戸市灘区) ヒノキ材使った独特な形状
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100803ddlk28070400000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
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◇神戸市街や大阪湾一望--先月誕生の新展望台、六甲ガーデンテラス
◇ヒノキ材使った独特な形状
◇内部は涼しく冬は樹氷も、自然体感の設計
神戸市灘区の六甲ガーデンテラスに新しい展望台「六甲枝垂(しだ)れ」が7月、誕生した。神戸市街や大阪湾を一望できる眺望に加え、網目状のドーム形状と、六甲山の自然を体感できる設備を整えるなど、この夏の新たな観光スポットとして注目されている。
若手建築家の三分一(さんぶいち)博志さんの作品で、高さ約10メートルの大木をイメージしたヒノキの支柱に間伐材を利用したヒノキの枝を張り巡らした独特の形状。ドームの中に入ると、ヒノキの香りが漂い、木に抱かれているような不思議な感覚に包まれる。ヒノキの枝には冬季、樹氷が張り付くこともあ
るといい、六甲の自然を観察することができる。
支柱内の「風室」にある椅子に座ると、ひじ掛けの下から冷気が漂った。六甲山の風を取り込み、地下の氷室で冷やしているのだ。そのため、風室内は外気温より約5度低く、冷房なしでも涼しい。反対に、冬場は南中高度の低い太陽光だけを取り入れる「陽室」で暖かさを確保するなど、自然を最大限に生
かした設計となっている。
六甲ガーデンテラス関係者は「六甲山の展望だけではなく、六甲山の自然も見てもらえたら」と話している。
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