v10.0
- ID:
- 45854
- 年度
- 2010
- 月日:
- 0430
- 見出し:
- 明日のために:多度山中腹でヒノキの間伐--桑名・多度中
- 新聞・サイト名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/mie/news/20100429ddlk24040251000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
-
桑名市多度町の市立多度中学校(門脇貴男校長)の1年生83人が28日、地元の多度山(403メートル)中腹で、ヒノキの間伐に挑戦した。森の役割や間伐の手順などの授業を受けた生徒たちは、傾斜のついた足元を気にしながら、ノコギリやロープの扱いに苦戦していた。
講師は、森林の保全活動をしているNPO法人「森林の風」(四日市市)の桜井龍彦さん(61)ら8人が務めた。3~4人の班になった生徒たちは、樹齢約25~30年のヒノキを安全に倒す方向の見定め方やロープやノコギリの使い方の指導を受け、各班が2本ずつ倒した。講師の一人は「木を切ると太陽の
光が差し込み、そこに草が生え、山が生き返る」などと説明していた。
切り倒した木の一部は学校に運び、夏休みに親子でベンチを作る計画という。水谷響君(12)は「木を1本切っただけで、森林がこんなに明るくなるとは思わなかった」と驚いていた。
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