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ID :  15487
公開日 :  2010年 3月19日
タイトル
[鞆に建築先駆者設計の古民家
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003200013.html
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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福山市鞆町の古民家のサンルームが、同市出身の建築家藤井厚二(1888~1938年)の設計であることを福山大工学部の調査チームが突き止めた。東京帝国大建築学科に学び、環境工学に基づく住宅建築 の先駆者となった藤井の設計作は没後70年以上が経って現存物が少なく、調査チームは「日本の気候に合った住宅像を追求した貴重な作品」と評価している。
 サンルームは兄だった豪商藤井与一衛門の別荘の一部。昭和初期の建造とみられる。接して建つ北側の木造平屋母屋から出入りでき、三方の壁にガラス窓がある。鞆の浦を見下ろす高台にあり、終日太陽光を取り込 める。
 所有者側の依頼で福山大工学部建築・建設学科の宮地功准教授(59)たち3人が1月から調査してきた。藤井の代表作である「聴竹居(ちょうちくきょ)」(京都府大山崎町)のサンルームとほぼデザインや大きさが一致する ことから藤井の作と断定した。