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ID :  15092
公開日 :  2010年 2月20日
タイトル
[丹波の空き家活用法提案 学生がグループ結成へ
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0002728844.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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古くからの町並みが残る丹波市青垣町佐治に、住民との交流拠点「佐治スタジオ」を構え、地域再生を探っている関西大学の学生らが、丹波地域の空き家の活用方法を提案する組織「佐治倶楽部」の結成を進 めている。同スタジオなど同校が借りている古民家2棟を、実験場所として貸し出し、地域ににぎわいを取り戻すスポットとしての活用方法を一緒に考える。4月の活動開始を目指している。(太中麻美)  同スタジオは、学生たちがコミュニティーにかかわり続ける“定住”により、農山村再生の糸口を探ろうと、2008年2月に空き家を改修して開設。住民と日常的に触れ合いながら、佐治地区と同市氷上町の中央地区で、 空き家を生かした町づくりの進め方についてワークショップを重ねた。
 住民が地域ごとの需要を考え、「コンサートを開く」「交代で日替わりの店を営業する」などの具体的なアイデアを提案。一方で、「どれぐらいの集客効果があるのかイメージしにくい」「維持費が分からず、周辺の理解が 得られるかも不安」などの課題点が挙げられた。
 このため、短期的に店や交流の場所を開ける「お試し期間」を設ける事業などで、長期的な活用につなげられるよう、同スタジオと同校が近くで借りている古民家を、希望する地域や空き家の所有者らに貸し出すことを 発案。希望者を募ってグループの結成を企画した。
 会員は空き家の活用を考える人や地域を市内外からも募り、会費を古民家の維持費に充てる。会員には期間限定でカフェや古本屋、ゲストハウスなど会員各自の考える形で利用してもらい、成果を広く発信する。同 スタジオの開設からかかわる同大研究生の出町慎研究員(27)は「具体的なイメージを描けることで、多くの地域で活用が進むきっかけになれば」と話している。
 また、28日午後1時半から同市青垣町の青垣住民センターで、同スタジオの3年間の活動成果などを発表する「関西大学現代GP活動報告シンポジウム」が開かれる。同スタジオTEL0795・86・7078