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木造建築のネツト記事
ID :  11540
公開日 :  2009年 4月28日
タイトル
[縮小均衡策を模索する木質建材業界
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新聞名
データ・マックス
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元URL.
http://www.data-max.co.jp/2009/04/post_5433.html
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元urltop:
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写真:
 
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少子高齢化に加え、07年6月の建築基準法改正による混乱。サブプライムローン問題に端を発する世界同時不況等、相次ぐマイナス要因が拡大していく中、V字型回復どころかレ字型回復も望めない日本 経済。特に住宅業界は、L字型のように地を這うような市況が続くであろうとの見方から、業務縮小に踏み切ったり、得意分野への選択と集中を模索する動きが早まってきた。
 そうした状況の中で、(株)ネクスト(本社:大分県日田市有田2776-16 ウッドコンビナート内、代表:横山 俊英氏)は、4月25日で在来木造プレカットラインを休止した。
今後は、日田杉の製材・加工業に専念し、プレカットの設備はレンタルまたは売却を検討するとのこと。製造キャパシティは月産1,500坪、この規模では住宅市場が急速に縮小していく環境下での競争力を維持できないと 判断した。
 同社は民事再生法適用による再生企業であり、再生完了まで残り3年余であるが、再生計画にはこのプレカット事業は含まれていないことから一気に決断した。
 今後集中する製材加工の中で、内地杉材が90%を占め、米材他は10%前後に過ぎない。加工ラインには昨年から中国の技術研修生を迎え入れ、今年も定年退職者と入れ替えに更に4名を招き入れている。彼らへの 技術指導と自社のコストダウンの両立を目指して再生計画終了まで一気に突っ走る方向。