ID :
9614
公開日 :
2009年 1月27日
タイトル
[県産木材の利用拡大へ 関係団体がセンターを設立
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200901/27/kj_2009012700478.php
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写真:
写真が掲載されていました
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林業、製材、住宅建築の団体などが団結して県産木材の利用拡大に取り組んでいく「やまがた県産木材利用センター」の設立総会が27日、山形市の山形国際ホテルで開かれた。公共施設などについて、共同
受注体制の構築や分離発注の要望などを展開するほか、県産材を使った建築材の開発などを進める。
発起人を代表し、県木材産業協同組合の安部政昭理事長が、景気後退で県内の住宅着工戸数の減少が予想される一方で、大手住宅メーカーが国産材の利用拡大へシフトしている状況などを説明し、「受注を待ってい
てはだめ。木材関係者が力を合わせ、地域産業の振興に努めよう」と呼び掛けた。
事業計画として▽県などに対する県産木材住宅建築への助成拡大の要望▽設計、建築事業者への製品情報の提供▽産地証明制度の創設-などを決めた。特に、公共施設における県産材の利用促進や、各自治体な
どでの入札参加、木材についての分離発注の実現に力を注ぐ。また、県産木材を県外で加工した場合も、県産材として認めてもらえるよう行政側へ要望していく。
会員には、林業、住宅建築、製材関係の団体、各地の森林組合など30団体が加盟。消費者団体や建設業界へも参加を呼び掛ける。センターの代表には、安部理事長が就いた。