ID
#0000
7847
公開日 :
#0000
2008年 5月31日
タイトル
[ウクライナと日本木造の類似性紹介
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20080601-OYT8T00062.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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日本と自国との木造建築のつながりを研究する東欧・ウクライナの建築学博士で写真家のガリーナ・シェフツォバさんが、大阪市西区北堀江の市立中央図書館ギャラリーで、両国の建造物をテーマにした写
真展を開いている。無料。5日まで。
ウクライナには古来、石造、木造建築の二つの流れがあり、特にバロック時代(17世紀)の木造教会堂のデザインは石造建築に強い影響を与えた。ガリーナさんは、その木造教会堂のルーツの一つをウクライナにキリ
スト教が広がる前の「ポガヌスカヤ」という宗教の神殿に求め、「自然界に多くの神を求める日本の神道に近く、共通の背景が考えられる」とする。ウクライナの木造建築の多くは校倉(あぜくら)造りで、日本とも類似性がみ
られるという。
写真展は「心をうつす」と題し、ウクライナ各地の16~18世紀の木造教会堂をはじめ、山形県・羽黒神社や奈良県・長谷寺など日本の社寺を独特の視点で撮影した作品39点が並ぶ。うち24点には、大阪大講師の書家
・福光敬祥さんが、作品からイメージした「創」や「廊」などの書を添えている。
ガリーナさんは昨年来日し、近畿大学で木造建築の比較研究を続けている。「写真展を機に、ウクライナの木造建築に関心を持ってもらえれば」と話している。