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木造建築のネツト記事
ID :  7204
公開日 :  2008年 4月17日
タイトル
[農業体験施設が貸農園とミカンの木のオーナー募集
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=144217
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元urltop:
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写真:
 写真が掲載されていました
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和歌山県田辺市上秋津の旧小学校跡地に農業体験宿泊施設「秋津野ガルテン」をつくる農業法人「秋津野」(楠本健治社長)は、ミカンの木のオーナーと貸農園の契約者の募集を始めた。地域農業振興のため 、農業者が主体になって空き校舎を活用した県内初の取り組み。10月完成を予定している。同法人は「交流を通じて農村の良さを分かってほしい」と参加を呼び掛けている。
 ガルテンの取り組みは、旧上秋津小跡地を活用した宿泊や体験交流、地元農産物を使った料理を提供する農家レストランのほか、「オーナー樹制度」と「市民農園(貸農園)」などがある。
 オーナー樹制度は、希望者が上秋津の農家が所有する温州ミカン「宮川早生(わせ)」園にある木の持ち主(オーナー)になり、果実の収穫を体験する。不作の年もあるため、木1本当たりの最低収穫量が保証されてい る。
 契約料は、小さい木が年間2万円(最低収穫保証約30キロ)、大きい木が年間3万円(同約50キロ)。収穫期は11月中旬~12月中旬。募集期間は10月中旬まで。基本的に園主が木の管理をして、収穫作業は契約者が行 う。
 木に契約者の名前が付けられる特典がある。木の写真や育成の様子などがホームページで閲覧できる。地元の農家にとっても、地区外の契約者との交流が農業のやりがいや収入増につながるという。
 市民農園は、上秋津中学校近くにある畑地を整備した。1区画約30平方メートルで、全64区画のうち40区画の利用者を募集する。契約料は年間3万円。駐車スペース、散水タンク付き。先着順で、ガルテンの完成前でも 契約が終了次第、農地を借りられる。施設が完成すれば宿泊や食事をしながら農業を楽しめるほか、農機具の貸し出しもする予定。
 オーナー樹と市民農園を募集するパンフレットも作った。直売所やホテル、高速道路のサービスエリアなどに置く予定で「阪和自動車道南紀田辺インターチェンジから10分以内」と県外の人にもアピールしている。上秋 津にある農産物直売所「きてら」の顧客にも参加を呼び掛けている。
 オーナー樹と市民農園の申し込みは、秋津野ガルテン準備室(0739・35・1199)へ。
 秋津野は2007年6月、地元農家や周辺住民約400人が計3330万円を出資して設立した。ガルテンの総事業費は約1億1000万円。このうち国から50%、県と田辺市から12・5%ずつの助成があり、秋津野は25%を 負担している。ドイツで盛んな貸農園付き宿泊施設「クラインガルテン」から名付けた。
 24日には、旧上秋津小校舎の改修や、宿泊施設と農家レストランの建築工事の入札がある。田辺市内に本社を置く会社による一般競争入札になる。