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住宅設計や欠陥住宅の検査、契約の立ち会いなどに、第三者の立場から建築専門家が支援するNPO法人「家づくり援護会」(東京都渋谷区)の東北支部が3月、山形市に設立された。建築主と業者の間でトラ
ブルが絶えないことから、東京の建築士らが中心になって発足させたNPOで、1万件以上の支援実績があり、トラブル防止の本も出版している。
地方の建築主からの相談に、従来は東京本部を経由し地方会員の建築士が対応してきたが、支援態勢を充実させるとともに、活動を多くの人に知ってもらうため、北海道、東北、関西の3地区に支部を設立することにな
った。東北では、地方会員の多い山形県を事務所所在地に選んだ。
依頼で多いのは欠陥住宅の予防検査。鉄筋の配置▽基礎工事▽柱の取り付け工事--など複数の段階に分け検査する。欠陥を早期に発見すれば、工法を修正するなど効率的に対応できる。
また住宅キットを使った設計教室も人気という。将来の生活像や家づくりのコンセプトを基に、部屋の数や間取りを決め、平面図を作る。
佐藤玄理東北支部長は「自らの理想を図で表現する力がつく。業者に的確に要望が伝わるようになり、もめることが少なくなる」と狙いを話す。問い合わせは、山形市村木沢のNPO東北支部(023・646・6490)。【++
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