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木造建築のネツト記事
ID :  6559
公開日 :  2008年 3月 2日
タイトル
[木材産業をどう活性化 秋田市でフォーラム
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080302m
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元urltop:
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写真:
 
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 地域の林業活性化を主要テーマとした「森林・林業フォーラム」が2日、秋田市のシャインプラザ平安閣秋田で関係者ら約100人が出席して開かれ、木材の生産や流通の問題点を踏まえながら木材関連産 業の振興策を探った。
 雄物川流域林業活性化センター(大仙市)の主催。パネルディスカッションでは、「地域の森林に活力を与えるためには、今何をすべきか」と題し、森林所有者や素材生産業者など4人が意見交換した。
 設計・発注・施工などを各段階に応じて分離発注する「CM方式」を導入した秋田杉の住宅、公共施設の建設を手掛けている小野建築研究所(秋田市)小野泰太郎社長は、最近の木材価格低迷の要因として、流通形態 が重層的で各段階で買いたたかれている点を指摘。「木材を適正価格で取引することが重要だ」とし、木材業者や建設業者の仲立ちとなるコーディネーターの育成を提案した。
 県林業後継者会議の佐々木昭孝会長(大仙市)は森林所有者の立場から「行政のリーダーシップもほしいが、木材を加工業者に直接売り込むなど森林所有者の自助努力も必要」と強調。堀川林業(仙北市)の堀川義美社 長は秋田杉の県内需要の拡大に向けた対策強化を求め、雄勝広域森林組合(湯沢市)の佐藤重芳組合長は、林地の団地化などを例に「木材生産によるコスト減の効果を森林所有者に還元すべきだ」などと提言した。コ ーディネーターは佐川博之・秋田魁新報社報道本部長が務めた。