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木造建築のネツト記事
ID :  6506
公開日 :  2008年 2月27日
タイトル
[三陸中部森林管理署新庁舎完成
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws3354
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元urltop:
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写真:
 
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大船渡市盛町に三陸中部森林管理署(山下孝親署長)が建設していた新庁舎が完成し、二十六日に披露式が行われた。関係者は気仙材をふんだんに活用した温もりの空間を体感。森づくりと林業振興の拠点 となる建物の竣工を祝った。
 新庁舎の建設は、昭和二十八年に築造した現庁舎が老朽化したことで、同署が昨年十一月から庁舎裏に建設を進めていた。
 この日は、完成披露式と庁舎見学会を開催。林野庁、県、関係市町、施工業者など四十人が出席した。
 はじめに河野元信東北森林管理局長が「新庁舎は、保全と利用を両立させた地域材を活用し、地球温暖化防止など環境にも配慮した。林業発展のため、地域に開かれた親しみのある拠点づくりに努めたい」とあいさつ 。
 続いて、来賓を代表して大船渡市長代理の紀室輝雄副市長と県大船渡地方振興局の関口一昭農林部長が「森林づくりと地域林業振興の拠点として活用を」「気仙材、県産材利用のさらなる弾みに」と、それぞれ祝辞を 送った。
 完成した新庁舎は、耐震設計の在来軸組工法で木造一部二階建て(建築面積三百七十一平方メートル、床面積四百七十八平方メートル)。「フェアウッド利用促進工事」として、合法性、持続可能性が証明された木材をふ んだんに使い、「木の良さ」と「温もり」の空間あふれる建物にした。
 構造材にはスギ、アカマツ、カラマツ、梁には地元産プレカット集成材、床フロアは無垢材、事務室や廊下、会議室にナラ材を使用。クリ材を使った署長室にはペレットストーブを設置するなど地球温暖化防止にも配慮 した。
 「木の良さをPRし、地域とともに歩む管理署を目指したい」と山下署長。旧大船渡営林署時代を含め五十余年の歴史を持つ現庁舎は、二十八日から解体工事に入る。跡地は森林管理署の駐車場となる。