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ID :  5646
公開日 :  2007年 12月 5日
タイトル
[大和ハウス、小田急建設と提携へ 子会社化も視野
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712050105.html
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元urltop:
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写真:
 
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住宅メーカー最大手の大和ハウス工業と、ゼネコン中堅の小田急建設が本格的な資本・業務提携に踏み出すことが5日、明らかになった。大和ハウスが将来の子会社化も視野に小田急建設の発行済み株式 の3分の1超の取得を目指す。公共投資の削減に加え、建築確認の審査厳格化で住宅投資が大きく減り、住宅・建設業界は競争が激化。業界の枠を超える提携で、経営基盤の拡大を図る。  大和ハウスは将来的に、小田急建設の親会社で筆頭株主の小田急電鉄などから株式を追加取得して、「子会社化する選択肢もある」(首脳)としている。  大和ハウスは関西地区が地盤で、鉄骨プレハブの戸建て住宅が主力だが、首都圏を中心に分譲・賃貸のマンション事業にも力を入れる。薬局チェーンやコンビニストアの商業建築など事業多角化も進めており、ゼネ コンの建築・土木のノウハウを取り込むことでさらに事業拡大を目指す。  小田急建設は、都内や神奈川県内など小田急線沿線の工事などを手がけ、小田急グループ向けの工事が売上高の4割近くを占める。最近の資材高や受注競争の激化などで、グループの関連工事だけでは収益の悪化 も予想され、営業基盤の拡充を迫られていた。  異例の組み合わせの提携の背景には、中堅ゼネコンを取り巻く厳しい経営環境がある。  公共投資の削減で官公庁発注工事が減っていることに加え、耐震偽装問題をきっかけに建築基準法が改正され建築確認の審査が厳格化。新設住宅着工は大きく落ち込んでいる。原油高や資源高による建築資材の値 上がりや地価上昇などの逆風も強く、販売計画や業績見通しを引き下げる動きも出ている。  「中堅ゼネコンが単独で生き残るのは難しい」との見方が強まっているだけに、今回の提携を契機に再編機運が高まりそうだ。