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木造建築のネツト記事
ID :  5177
公開日 :  2007年 10月30日
タイトル
[「現代の名工」に木製建具の松尾さん(
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新聞名
佐賀新聞
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元URL.
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=683541&newsMode=article
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元urltop:
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写真:
 
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厚生労働省は30日、伝統工芸や工業技術など各分野で優れた技能や技術を持つ本年度の「現代の名工」150人を発表した。県内からは伊万里市大坪町の「建具家具工房松尾」社長の松尾克美さん(59)が 選ばれた。細かい木片を手作業で組み合わせて幾何学模様を作る「組子(くみこ)」の第一人者で、高度な技術とともに後進への指導などの取り組みが高く評価された。県内38人目、木製建具製造工では初めてとなる。
 松尾さんは地元の中学卒業後、先代の亡父に師事、37歳で家業を継いだ。直後から仕事の傍ら組子の研究をしていたが、「同業者の厳しい目にさらされて技術を磨こう」と1996年から、全国建具展示会への出品を始 めた。今年まで12年連続入賞を果たし、2004年には、部屋の仕切りに使う「組子入間仕切板戸」で最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた。
 所属する県木工業協同組合の青年部を対象に講習会を開くなど、技術継承にも力を入れる。松尾さんは「周囲の協力あっての受賞。今後も賞に恥じないよう、技術を磨いていきたい」と話した。
 現代の名工は67年創設。表彰式は31日、東京・港区の明治記念館である。