ID 2115
登録日
2006年 11月20日
タイトル
バットの木、追悼植樹 大口高野球部元監督1周忌にOBら
.
新聞名
南日本新聞
.
元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=1358
.
元urltop:
.
写真:
.
大口市の大口高校グラウンドに18日、同校の元野球部監督だった故吉川英一さんの1周忌に合わせ、30年以上前の教え子ら約20人が顔をそろえた。バックネット裏に、バット材料に使われるため別名バット
の木とも言われるアオダモを植樹。木の前には、監督がいつも口にしていた「球に叱(しか)られ、育てられ、励まされ」の言葉を書き入れたプレートを記念に立てた。
元監督をしのび記念植樹する教え子ら=18日、大口市 吉川さんは昨年11月、69歳で亡くなった。1969(昭和44)-76(同51)年にわたり、市役所勤務のかたわら監督を務めた。そのころ同校は九州大会ベスト4常
連の“全盛期”だったという。
今年6月、50歳前後の元教え子が集まった席で、1周忌の植樹会が提案された。植樹には妻ヒサヱさん(69)も立ち合い、「家庭はほっぽらかしていたけど、みんな忘れないでくれてありがたい」と喜んだ。元主将の敷
根弘志さん(53)は「練習は厳しいが、ふだんは情にあつかった。野球に対する教えは、社会に出てから、仕事への教えとなってじわり効いてきた。人生の師と思っている」としのんだ。
計画していた追悼試合は雨で中止したが、元球児らは「監督はずっとここにいる」という木を囲み、現役部員らも交えた記念写真に収まった。
..