ID 2110
登録日
2006年 11月17日
タイトル
「アンネの日記」のクリの木、虫害で伐採へ
.
新聞名
読売新聞
.
元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061118i212.htm?from=main2
.
元urltop:
.
写真:
.
】「アンネの日記」で知られるユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクが、オランダのアムステルダムに潜伏中、屋根裏の小さな採光窓から毎日眺めたクリの木が、来年1月にも伐採されることになった。
日記には、クリの木を毎朝見ていることが記され、1944年2月23日には「(屋根裏は)私の好きな場所で、青い空、枝に水滴が銀色に光る裸のクリの木、カモメやそのほかの鳥たちが風に乗って滑るのを見上げていま
す」と書いている。
クリの木は推定樹齢が150~170年。4~5階建ての近隣の団地よりも背が高い。だが、専門家が年に2度行う検査で、蛾などに食われて組織の4割以上が壊死していると判明。倒れる危険があるため、地主の許可を
得てアムステルダム市当局が伐採することになった。
「アンネ・フランク基金」の担当者アンヌマリー・ベッカーさんは、「木はアンネの関係者や近所の人、ここを訪れる多くの人の胸で生きてきた。皆とても残念がっています」と話している。
..