ID　2060

登録日　 　2006年 11月14日

タイトル

落ち葉を堆肥に再利用 市、安城公園で試験開始

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20061114/lcl_____ach_____002.shtml

元urltop:

写真:

　

落ち葉もリサイクルを－。安城市は同市桜町の安城公園で、１３日から公園の一画を仕切って落ち葉を集め、堆肥（たいひ）化する試みを始めた。これまで焼却していた落ち葉を堆肥化することで、ごみ減量 や樹木の根元を守ることにもつながると期待されている。
　これまで市民から堆肥化の提案はあったが、せっかく集めた落ち葉が風で飛び散るなどの問題点があった。そこで、園内の数１００平方メートルを高さ３０センチほどのフェンスで囲った。「飛散問題」をクリアするととも に、自然に近い状態で土に返すことにした。定期的に水をまいて、葉の堆肥化を促す。
　安城公園は約３万平方メートルの敷地に桜やケヤキ、マツなどたくさんの木が植えられている。朝から市施設管理協会の職員たちが、周辺で集めた落ち葉を次々にフェンスの中に入れていった。当面、作業を繰り返し ながら、どれぐらいの期間で堆肥になるかなどを調べる。
　公園内は木の根元に腐葉土がなく、雨で表土が少しずつ流されるため、根がむき出しの状態。木の根元に落ち葉を集めることで、地力をつけるだけでなく土の流出を防ぐことにもつながるという。
　市公園緑地課は「結果が良ければ、ほかの公園でも導入したい。子どもたちの遊び場にもなれば」と話している。