ID 2034
登録日
2006年 11月 9日
タイトル
普賢岳 山林火災続く ヘリ6機が消火活動
.
新聞名
西日本新聞
.
元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/minami/20061110/20061110_002.shtml
.
元urltop:
.
写真:
.
雲仙・普賢岳の山林火災は9日も続き、県と自衛隊のヘリコプター計6機が上空から消火活動に当たった。消火活動は日没のため、午後5時過ぎに終了、鎮火の見通しは立っていないが、県や島原市によると
火の勢いは衰えてきているという。9日午後2時ごろに陸上自衛隊のヘリコプターに同乗し、上空から火災現場を見た。 (島原支局・武冨悟)
紅葉が始まる雲仙・仁田峠の上空を過ぎると、平成新山の斜面に差しかかった。1990年からの噴火災害の際、火砕流などの影響で灰色となった斜面、火山ガスで立ち枯れて白くなった樹木など、山肌の光景が一変し
た。
山林火災が発生している標高1100メートル付近の「島ノ峰」では、噴火後に生い茂ったとみられる低い雑木の数カ所で白い煙を上げ、燃えた後の山肌は黒く変色していた。県と自衛隊のヘリコプターは、雲仙の池や有
明海で水や海水をくみ上げ、火災現場上空で放水する作業を繰り返していた。
「雨が降れば簡単に鎮火するのに」。ヘリコプターから降りた後、ふもとで消火活動を見守っていた島原市職員の1人は、恨めしそうに空を見上げていた。
..