雪囲いは、冬期間の積雪や寒さから桜を守る。午前8時ごろから同市本町通2丁目の造園業豊香園の職人ら10人が作業を始めた。桜の幹に丁寧にこもを巻き、枝が雪の重さに耐えられるよう、長い柱の先端から伸 びる縄をしっかりと枝に結び付けた。
1932(昭和7)年から毎年雪囲いを行っている同社の5代目社長藤村孝史さん(54)は「大勢の観光客が訪れるので、冬の石割桜が美しく見えるようにしたい。街中にある盛岡、岩手の象徴を守りたい」と作業に励 んだ。
このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。