ID 1794
登録日
2006年 10月 6日
タイトル
台風13号の傷跡・・・佐賀県の場合
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.janjan.jp/area/0610/0610052294/1.php
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元urltop:
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写真:
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9月17日に長崎県に上陸、沖縄や九州各県に記録的な被害をもたらした台風13号。
台風が来たとき、私は伊万里市にある病院に入院していた。と言うより未だに進行形ではあるが・・・。
それよりも、この台風で一番に犠牲者が出たのが伊万里と聴いて愕然となった。
今回の入院はできる限り外出も控えているようにしているが、病室の窓から見える水田の稲が倒れている、花も木も折れている。こころが痛む。
講座受講のために佐賀市に出かけた。いつも通る道の様子がおかしい。
佐賀市は平野で有明海から山と言う山、丘もないような所。風は市内を、穀倉地帯である水田を直撃していた。
更に、道路の様子がおかしいのは、街路樹が枯れているのである。バイパスのケヤキ、市内の銀杏の木。辛うじて建物の陰になった部分の木はいくらか緑が残っている。大きな木になると、風が当たった面と当たらな
かった面とでも枯れた部分、緑が残った部分にきっぱり分かれているのである。
佐賀市の街路樹の銀杏、県木の楠の木は見事なのに・・・。
これが「塩害」なのだと初めて知った。「塩害」が及んだ地域は海岸から5キロメートルにもなるそうだ。
佐賀のお米は美味しい。今年は、米作況指数「74」と見込まれている。更に悪化する事もあるようだ。
自然の脅威を感じずにはいられない台風だった。
犠牲者の方々、ご遺族にはこころからご冥福を祈り、お悔やみを申し上げます。
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