ID 1472
登録日
2006年 8月11日
タイトル
宇宙から森林火災跡確認、ピンクの花畑 アラスカ
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/science/news/TKY200608100283.html
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元urltop:
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写真:
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茶色く焼けこげた火災跡や、延焼を免れた濃緑の針葉樹林、そして被災地に一斉に花開いたピンクのヤナギラン。米国アラスカで2年前に起きた大規模な森林火災の跡地を、宇宙からの目が克明にとらえた
。
宇宙航空研究開発機構の地球観測衛星「だいち」が、アラスカ中部のフェアバンクスから北東約200キロの位置を、高度690キロから撮影した。色合いは人間の目で見たのと、ほぼ同じように写っている。
撮影地域の上空を本社機「あすか」で飛ぶと、衛星の画像そのままに、火災で立ち枯れた森林やヤナギランの「花畑」が確認できた。04年にアラスカで焼けた森林は約270万ヘクタールと、過去50年で最大だった。虫
害による針葉樹の枯死が広がったことが、焼失面積の増大に関係したとも考えられるという。
北海道大を中心としたアラスカ森林火災調査の一環。「だいち」の画像解析をした宇宙機構の門崎学・研究員は「温暖化は火災を増やすだけでなく、その後の森林再生に影響を与える可能性もある。地上や航空機から
の観測と合わせ、植生の回復を詳しく探る手がかりを得たい」と話す。
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