ID 1468
登録日
2006年 8月 9日
タイトル
かご、たいまつ手作り 柱松の準備始まる 田辺
.
新聞名
紀伊民報
.
元URL.
http://www.agara.co.jp/DAILY/20060811/20060811_006.html
.
元urltop:
.
写真:
.
田辺漁協青年部(久保勝哉部長)の部員らでつくる柱松実行委員会は、15日午後8時から田辺市江川の江川漁港内で営む「紀州田辺の柱松」の準備を始めた。
約20人が集まり柱松のかごや、投げ入れるたいまつなどを作っている。
市内の海辺でアシや松の葉を集め、高さ約3メートル、直径約1メートルの鉄製のかごに荒縄でアシを縛り付ける。かごの中に松の葉を詰めて花火を入れ、高さ約15メートルの柱に取り付ける。
投げ入れるたいまつは、20センチほどの松の木片を束ねたものにひもを付け、約100本ほど作る。
田辺の柱松は、300年の伝統があるといわれる盆の行事。海難者の供養、豊漁祈願、新仏の送り火などの意味がある。1970年ごろから実施されなくなっていたのを、白浜田辺青年会議所が一時復活させたが、77年に
再度途絶えた。2001年、地元有志が柱松保存会と実行委員会を結成して復活させた。
01年に復活した時から携わっている久保部長(28)は「最近は忙しい人が多いのか、たいまつの投げ手が少なくなっているが、今後もできる限り続けていきたい」と話している。
..