ID 1342
登録日
2006年 7月16日
タイトル
欧州開発の合板パネル建築 耐震性に驚きの声
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20060718/lcl_____ibg_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
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イタリア国立樹木・木材研究所は、つくば市の独立行政法人防災科学技術研究所で、柱がなく厚手の合板だけでできた木造建物の耐震実験を行い、見学した研究者や住宅メーカー関係者からは驚きの声が上
がった。
近年、木造建築が増えつつある欧州で開発された工法。壁、床、屋根とも、厚さ二センチ前後の板を木目が交差するよう三層や五層に重ねたパネルを使い、大型ネジなどの金具で接合している。
実験では、三階建て延べ約百五十平方メートルの建物を用意。震度6強の揺れを与えた結果、十分な耐震性があり、変形が少ないねばり強い構造であることが分かった。手直しはネジを締め直す程度で済むという。
「初歩的な木質構造で耐震性が確保されていることは驚き」と話す研究者もいた。アーリオ・チェコッティ木材研究所長は「簡単に建てられる上、防火や防音も優れている。日本で造るならスギが適しているのでは」と話
した。
ただ、日本の建築基準法では規格外の構造。使用する木材の量が一般的な国産住宅の二倍は必要とされるなど、国内への導入には課題が多そうだ。
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