ID 1351
登録日
2006年 7月17日
タイトル
ネパールの博物館に桜植樹へ 松川町の大沢さんが計画
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新聞名
北陸中日新聞
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元URL.
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/ngn/20060719/lcl_____ngn_____008.shtml
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元urltop:
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写真:
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ネパール・エベレスト山中の氷河湖で、元日に初泳ぎを27年間挑戦している松川町上片桐の冒険家大沢茂男さん(83)が、同国ポカラにある「国際山岳博物館」に桜の植樹を計画している。これまでの無事
に対する恩返しで、「しっかり育ってくれよ」と祈りながら、自宅で苗木50本を育てている。
大沢さんは氷河の迫力に魅せられ、1980年から毎年、エベレスト中腹にある標高5000メートル付近の氷河湖で初泳ぎに挑戦、21回成功している。ネパール山岳協会がこの挑戦をたたえ、昨年から博物館に写真と
足跡の展示を始めた。
大沢さんがことし1月に博物館を訪れたところ、エベレストに初登頂したニュージーランド人、エドモンド・ヒラリーの展示の横に飾られており、感動した。「挑戦の成功も、同行してくれたシェルパやエベレストの女神のお
かげ」とあらためて感じ、標高3000メートルの場所にあり植物が乏しい博物館に、ネパールが原産の桜の植樹を思いついたという。
感謝の気持ちに後押しされ、今年限りと考えていた挑戦を来年も続けることを決意。植樹は、来年の初泳ぎと併せて行う予定だ。「桜が根付くか分からないが、美しい桜並木で飾ることができたら、きっとみんな喜んでく
れる」。その日を夢見て「大沢さくら」と名前を付けた桜の苗木をいとしそうに見つめた。
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