ID 1341
登録日
2006年 7月16日
タイトル
木曽の漆「自前の木」で 塩尻の国有林でウルシを手入れ
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新聞名
北陸中日新聞
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元URL.
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/ngn/20060718/lcl_____ngn_____004.shtml
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元urltop:
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写真:
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木曽漆器工業協同組合(石本幸一郎理事長)のメンバーが、塩尻市木曽平沢の国有林内で組合が20年余りにわたって育てているウルシの林の手入れに取り組んだ。
旧楢川村とともに国から借りた「分収林」約1・8ヘクタールで250本ほどのウルシを育てている。14日に行われた手入れには組合員の塗りや木地の職人、販売業者のほか、市、木曽森林管理署職員の計40人余りが参
加した。
林は「漆器産業が隆盛を極める中、将来を考え無我夢中で適地でもない場所にウルシを植えた」(組合)急斜面。獣道もない林を背丈ほどの雑草を切り払いながら進んだ参加者は「ふだんは蔵の中(作業場)におり、慣
れないので大変」と玉の汗を浮かべていた。
現在はウルシの大半を中国からの輸入でまかなっているが、組合漆事業委員長の荻村幸稔さん(63)は「ほかにもウルシが植えられる場所を市と一緒に探している。将来はすべて自給できれば」と話していた
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