ID 13985
登録日
2009年 11月12日
タイトル
あおもり点景 青森市森林博物館
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000911110003
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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商店や住宅が並ぶ一角に1軒の洋館がひっそりとたたずんでいる。青森市柳川2丁目の市森林博物館。緑色の屋根と白塗りの壁の対照が印象的で、カメラを向ける観光客も目立つ。
もともとは1908(明治41)年に建てられた旧青森営林局の庁舎だった。だが70年代後半、建て替えることになったのを機に、市が譲り受ける計画が浮上。補修を経て82年に博物館として開館した。建物自体は昨年、
建築から100年の節目を迎えた。
木造2階建てで床面積は2162平方メートル。県産のヒバ材が主に使われている。ルネサンス様式とされる旧庁舎の「趣」は補修後も、特に玄関付近に残されているという。館内八つの展示室では、森林と人のかかわり
などを学べる。
瀬尾健治館長は「弘前市などは歴史のある建物も多いが、商業都市として発展した青森市では貴重。雨漏り対策とか、こまめな修繕は欠かせませんけど」と話す。04年には市が有形文化財に指定。旧営林局長室は映
画「八甲田山」のロケに使われた。
森林博物館の名にふさわしく、前庭にも多種多様な木が植えられ、小さな森のよう。瀬尾館長は桜の咲く春がきれいというが、記者が訪れた11月上旬も玄関前のヤマモミジが色づき、何とも言えない風情を漂わせていた
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