ID 13990
登録日
2009年 11月12日
タイトル
豊岡の海岸沿いに桜を植樹 住民と留学生ら
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新聞名
大分合同新聞
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元URL.
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125789888053.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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日出町豊岡の海岸沿いで8日、地区住民や外国人留学生らが、桜の苗木100本を植樹し、国際交流を深めた。高齢化や後継者不足に悩む同地区の有志らが、幹線道路沿いに面する地形を生かし「豊岡の海
岸沿いを桜でいっぱいにしようプロジェクト」を企画。この日の植樹は、数年後、桜が芽生えるまでを地区住民らが見守っていくプロジェクトの初日に当たる。
苗木は豊岡地区の住民らが寄贈したものを利用。参加者は、海岸沿いの遊歩道脇(168メートル)にスコップで穴を掘り、添え木に沿って植樹。思い出に残るようにアルミ製のプレートに名前や国籍を書き込み、優しく土
をかぶせていた。
留学生への参加を呼び掛けるなどした立命館アジア太平洋大学3年で中国出身の朱元哲さん(21)は、「新しい地域交流の在り方です」と満足げ。大分大学3年でフィンランド出身のケラネーン・リーッカさん(22)は「桜
の花は写真やテレビでしか見たことがない。帰国後、花が咲くころにまた見に来たい」と話した。
苗木は今後、地区住民らが交代で水やりなどをして管理する。同地区の主婦琴原圭子さん(38)は「子どもの成長と一緒に木が育ち、いい記念になります。家族で花見をしたい」と笑顔。有志の一人で豊岡公民館の山
口猛館長(77)は「地域の輪が広がった。たくさんの人に足を運んでもらえる場所になってほしい」と喜んでいた。
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