スーツ販売１０着ごとに１本植林　ＪフロントのＰＢ商品

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新聞名 中日新聞

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http://www.chunichi.co.jp/article/depart/news/CK2009100702000215.html

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　松坂屋と大丸の持ち株会社、Ｊ・フロントリテイリングは６日、紳士服の自主企画（ＰＢ）商品「トロージャン」のスーツ１０着を販売するごとに、中国・内モンゴル自治区でカラマツを１本植える植林プロジェク トを、１４日をめどに始めると発表した。
　トロージャンのスーツの価格帯は５万４００～６万９００円。製造元との価格交渉で１着あたりの原価を１５０円圧縮し、この分を植樹費に充てる。小売価格の値上げはしない。
　植樹作業は、現地で植林事業をしているカーボンフリーコンサルティング（横浜市）に委託。植樹費には３０年間の管理費も含まれており、「トロージャンの森」として育成していくことで、地球温暖化や砂漠拡大の防止と いった環境問題への貢献をアピールする。
　トロージャンは、大丸が百貨店初の紳士服ＰＢとして５０年前から販売を開始。昨年３月以降は松坂屋の本店と上野店にも販売を拡大しており、２００９年２月期の売上高は７億４０００万円と、同社のＰＢでは比較的好調な ブランド。
　同社は「ＰＢ商品に環境貢献という新たな付加価値を加えた、百貨店初の取り組み」としている。