1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 12255
登録日 2009年 6月24日
タイトル
行灯全国公募展で佳作 漆器の木地づくり80年の村地さん
.
新聞名
中日新聞
.
元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090623/CK2009062302000002.html
.
元urltop:
.
写真:
 
.
 木曽町福島の曲げ物・指物師村地忠太郎さん(92)が、全国公募の「ゆあさ行灯(あんどん)アート展」で、第10位に当たる佳作に輝いた。漆器の木地を作り続けて約80年。「木地の仕事を大勢の人に知っ てもらう機会になった」と話している。
 同展は、和歌山県湯浅町のボランティア団体「グリーンソサエティー」が、地元に残る古い町並みに似合うあんどんを全国から募集。4月に審査が行われ、入賞作品は先月まで同町で展示されていた。村地さんが応募し た一般の部には約160点が出品された。
 村地さんの仕事は、木を手作業ではいで「へぎ板」にし、それを材料に重箱や盆、菓子器といった漆器の木地を作ること。あんどんは、薄さ1ミリ余のサワラのへぎ板の片面をかんなで削って0・6~0・7ミリにし、扇形 の箱状に組み立てた。
 へぎ板の風合いを残しながら薄く仕上げたサワラ特有の赤みが、光とともに浮かび上がる。「木曽の自然を光の世界で巧みにつくり上げた」との評価を得たという。
 村地さんのもとには一昨年から、木地職人の技を習うために東京出身の松本直子さん(57)が通っている。コンテストを知った松本さんが、村地さんに出品を提案した。
 村地さんは「へぎ板で作った木地の、漆を塗る前の様子を見てもらえた」と話し、松本さんも「村地さんの仕事を木曽谷以外の多くの人たちに知っていただく機会になった」と喜んでいる。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPR その18 (公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )