ID　972

登録日　2006年 5月13日

タイトル

樹木の成長を１年間見守る 府立植物園で「私の好きな木」

新聞名

京都新聞

元URL.

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006051300153&genre=K1&area=K10

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写真:

　

１年間にわたって樹木の成長を見守る観察会「私の好きな木」が１３日、京都市左京区の府立植物園で開かれた。降りしきる雨の中、参加者は、気に入った木の幹や葉に触れたりしながら、四季ごとに表情を変 える自然の営みに親しんだ。 　市中学校理科研究会などが、自然や環境に対する考え方を養ってもらおうと、年度ごとに開いている。この日は、本年度の初回の観察会で、小中学生を中心に保護者らも合わせて約８０人が参加した。 　観察会では、市教委の担当者らから「五感を使って木に触れてほしい」などとアドバイスを受けた後、参加者は、園内を歩き回り、今後１年間、スケッチなどで観察を続ける木を探した。サルスベリを選んだ清水小３年 の大石真愛さん(8つ)＝東山区＝は「幹が空洞になっていてむこうの景色が見えたりして、変わった形をしている。１年で形や色がどう変わるか見たい」と話していた。 　「私の好きな木」は、２、３カ月ごとに開かれ観察を続けるほか、１０月には「樹木と文化」をテーマに、木と関わりのある人が広く集うイベントも予定されている。