ID　10913

登録日　2009年 3月15日

タイトル

「日本一の桜並木に」　足羽川堤防、強化工事ほぼ完了

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090316/CK2009031602000019.html

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写真:

　

　福井豪雨（２００４年）の被害を受けて行われていた福井市の足羽川堤防の強化工事とともに、新しい桜並木の整備がほぼ完了した。「桜の名所百選」にも選ばれた“桜のトンネル”は、老木を伐採して若木に 替えるなど大きくリニューアル。１５日、同市毛矢１丁目の左岸堤防沿いで記念式典が行われ、関係者や市民が新たな桜並木を大切に育てていこうと誓い合った。
　桜並木の整備は、桜の根が張って堤防の強度が弱まっていることが福井豪雨などで明らかになったため、足羽川の激甚災害対策特別緊急事業工事の中で実施。０８年度までの２年間で、木田橋－桜橋間の左岸堤防の 住宅側や、右岸の板垣橋下流などで計１７９本の桜を撤去し、残った桜も枝を切るなどして形を整えた。
　盛り土で堤防の幅を広げ、ブロックで補強した上で、２１０本の若木を植栽。木田橋－桜橋間は８００メートル余りにわたって、老木と若木が遊歩道を挟むようにして立つ。市民の要望を受け、伐採したソメイヨシノ系を中 心にしながら複数の種類を選び、見ごろの時期を今までより長くした。
　式典では、西川一誠知事が「新しい桜堤が日本一となるよう、みなさんで見守ってほしい」と集まった市民らに呼び掛けた。
　県によると、数年後には花を咲かせるというが、若木には膨らみかけたつぼみも。地元の小学生や関係者らが根元に肥料をまいて成長を願った。